引退記念パーティーで鏡開きをする神山雄一郎氏(中央)
昨年12月に現役を引退し、今年4月に日本競輪選手養成所の所長に就任した神山雄一郎氏の引退記念パーティーが18日、宇都宮市内のホテルで約300人が出席して行われた。
謙虚な人柄を表すように、主役ながら端の席に着席した神山氏。「おかげさまで36年間、競輪選手として走りきることができました。これも競輪ファン、競輪関係者、選手のみなさまのおかげだと心から思っております」とあいさつ。続けて「一つだけ心残りがあります。選手になって晴れやかなお正月を迎えたことがありません。競輪界最大のイベントであるグランプリを勝ち切ることができませんでした。ただ、今となってはネタとして使えていますので、いい思い出となっています」と話し会場内を盛り上げた。
最後に新所長として「自分の36年間の経験を全て注ぎ込んで素晴らしい選手を育てていけるように頑張ります」と今後も競輪界に貢献することを約束した。